バドミントンで、世界８カ国で行われる「ＭＩＸ　＆　ＭＡＴＣＨ　Ｂａｄｍｉｎｔｏｎ　Ｃｈａｌｌｅｎｇｅ」の第１戦が２９日、千葉県市原市で行われた。特別ルールで実施され、男子シングルスで世界ランク１位の桃田賢斗（ＮＴＴ東日本）と女子シングルスで同３位の山口茜（再春館製薬所）の“ドリームマッチ”も実現した。

　男女混合の６人チームが、シングルス２戦（３０点先取）とダブルス３戦（１５点先取）を競った。試合中の選手の入れ替えは可能だが、点の奪取に関わらず同じ選手は１０得点以上は参加できない、特別ルールが課せられた。

　第２ゲームのシングルスでは、桃田対山口の“ドリームマッチ”が実現。桃田が１－３と苦戦する展開となった。さらに桃田は、ダブルスにも挑戦。最終第５ゲームでは１２－９から登場し、１５－１１でこのゲームを奪取。チームを３ー２で勝利に導いた。

　試合を終え、桃田は「いつもと違う緊張感の中で羽根を打てた。バドミントン界が今後も盛り上がっていければ。本当に楽しかった」と笑顔だった。１月に遠征先で事故に遭い負傷して以来の実戦となる、来月下旬の全日本総合選手権（東京・町田市立総合体育館）に向け、弾みをつけた。