勝ち越し決めた天空海 ダンプカーに追突されていた むち打ちも「集中できた」

 新入幕の天空海(右)は琴恵光をはたき込みで破り勝ち越しを決める(撮影・中田匡峻)
 琴恵光(下)をはたき込みで破り、新入幕で勝ち越しを決めた天空海(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲11月場所・14日目」(21日、両国国技館)

 新入幕の前頭十六枚目天空海(立浪)が琴恵光を下して、勝ち越しを決めた。取り組み後のテレビインタビューで、今場所序盤に追突事故に遭っていたことを明かした。

 今場所は初日から連敗を喫するなど、5日目を終わって1勝4敗と黒星が先行。序盤の不振を問われ、「前に出ようと思ったけど、気持ちばかりいっていて…」と振り返ったが、「実は…」と切り出すと、「4日目か5日目の来る途中に、後ろからダンプカーに追突されて…。ちょっと体が痛いんですけど…。そこから勝ちが続いて、(逆に)集中できたかな」と明かした。

 突然の告白に慌てるアナウンサーをよそに「ちょっと首と腰がむち打ちみたいになって…」と笑顔で話した。

 6日目以降は、4連勝を含む7勝2敗と人が変わったような相撲で一気に勝ち越しを決めた。事故以降、相撲が変わったかと問われると、「集中できるようになって、気にしながらやっていたら。勝ち星も重ねられたので」と笑い飛ばしていた。

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