全日本柔道連盟(全柔連)は20日、10月の講道館杯全日本体重別選手権で判定を巡って混乱した男子60キロ級決勝について誤審があったと認め、勝者となっていた米村克麻(センコー)とともに小西誠志郎(国士舘大)も優勝とすると発表した。26日の常務理事会に報告する。確定した判定が覆るのは極めて異例。審判委員会、強化委員会などで検証した。
問題の試合は、技ありで先行していた米村が小西に抑え込まれたにもかかわらず、時計係が誤って米村の寝技とカウント。米村の一本勝ちが宣告された。その場で映像確認が行われ、小西が寝技で攻め込む状態から再開したが、最終的に米村が勝利した。