大鵬の孫・納谷が白星発進 “三代関取”へ「運じゃなく実力で上がる」

大翔鵬(左)を押し出しで破った納谷=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲11月場所・初日」(8日、両国国技館)

 “昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男・西幕下筆頭の納谷(20)=大嶽=が大翔鵬(追手風)を押し出して白星発進した。重い相手を左おっつけで起こして一気に仕留めた。

 「流れは良かった。右を差されたらやっぱり力を出されると思って左をいつもより固めて思った通りだった」と会心の内容だった。

 西幕下4枚目だった先場所は5勝を挙げたが、番付運にも恵まれず悲願の十両にあと一歩届かず。「先場所は自分の中でむちゃくちゃ悔しかった。運が良かったら上がれると思ったから…。文句の付けようがない星で上がろう、運じゃなく実力で上がる」と、悔しさをバネ。18年秋場所で幕下昇進後、13場所目で自己最高位。今場所こそ、“親子三代関取”のチャンスをものにする。

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