スピードスケート・小平奈緒はコロナ禍も前向き「挑戦を楽しめるシーズンに」

 スピードスケートで、平昌五輪女子500メートル金メダリストの小平奈緒(34)=相沢病院=が3日、オンラインで会見した。

 先日、全日本距離別選手権が開催され、コロナ禍の中でスケートシーズンが開幕した。2022年北京五輪は、約1年3カ月後。小平は「やはり今までと同じように、五輪はその時を駆け抜けるものだと思っている。今までと同じように、目の前にある課題をクリアしていくことと、自分自身を成長させ続けることに面白みを見いだしながら、自分のスケートをどんどん高めていきたい」と抱負を語った。

 今季はW杯前半戦の中止が決まったため、国内を転戦しながら状態を上げていくことになる。それでも「時差のない国内の転戦で、新しい発見があるんじゃないか」と前向き。「先を考えて不安になるより、こういう状況を必死になって乗り越えてみるのが、必ずプラスに働くと思う」と受け止め「スケートに向かう姿勢はいつもと変わらないけど、環境の変化が与えてくれる挑戦を、思う存分楽しめるシーズンにできたら」と語った。

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