ビーチバレー女子・石井美樹&村上めぐみが涙の優勝 国内トップペアの底力見せた
「ビーチバレー・マイナビジャパンツアー2020立川立飛大会」(1日、タチヒビーチ)
決勝で、女子は石井美樹(30)=荒井商事/湘南ベルマーレ、村上めぐみ(35)=オーイング=組が、鈴木千代(26)=クロス・ヘッド、坂口由里香(26)=大樹グループ=組を2-0(21-16、21-17)で退けた。男子は高橋巧(29)=ANAセールス、長谷川徳海(36)=愛媛県競技力向上対策本部=組が、石島雄介(36)、白鳥勝浩(44)=ともにトヨタ自動車=組に2-0(22-20、21-15)で勝ち優勝した。
表彰式で流した涙の理由を、石井はかみしめるように打ち明けた。「いろいろな方が応援してくれ、背中を押してくれて試合に出られたり、練習を頑張れたりしていたんだなと思えた」。国内トップペアの底力を見せつけた一方で、周囲への感謝も忘れなかった。
新型コロナウイルスの影響で、今年唯一の開催だったジャパンツアー。結成6年目になる呼吸は熟練の域に達していた。石井の強打に、村上のライン際を狙った攻撃を織り交ぜてほんろうした。
五輪代表決定戦は来年5~6月。五輪ランク上位6組による決戦を制すれば代表に決まる。村上は「みんなも倒しにくる」と口元を引き締める。半年後、再び頂点に君臨する。