日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、21年3月の春場所を大阪で開催する準備を進めていくと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた今年は移動や長期滞在に伴うリスクなどを考慮し、7月の名古屋場所と11月の九州場所がいずれも東京開催に変更。地方での開催となれば20年の春場所以来、1年ぶりとなる。
相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「今の感染症対策だけでは難しいと思う。しっかり感染対策をすることによって、大阪場所を開催しようということになった。東京でずっと続けるというわけにはいかない」と説明した。