松島幸太朗、リーグ戦初トライ含む2T 仏語力UPで連係面に手応え!自信もUP

 「ラグビー・フランス1部リーグ、クレルモン50-29ポー」(24日、クレルモンフェラン)

 クレルモンの松島幸太朗(27)はホームでのポー戦にWTBでフル出場し、リーグ戦初トライを含む2トライを挙げてチームの50-29の勝利に貢献した。後半6分に敵陣深くでの攻撃でSOロペスからのパスを受けて最初のトライを決めると、同37分には右への展開で、大外でボールをもらうと防御を振り切ってインゴールまで走りきった。

 新天地でのプレーに自信が深まっていく。松島が右内転筋の故障から復帰した前戦から2週連続のフル出場で、リーグでの初トライを含む2トライ。「自信に満ちあふれる感覚で臨むことができた。(リーグ戦で)やっとトライもできて順調にきている」と話した。

 持ち味のスピードと鋭いステップが凝縮されていたのが後半37分の2個目のトライだ。敵陣右タッチライン際でボールを受けると、すぐにギアを上げて2人を置き去りにした。最後に待つ防御は左への一瞬の方向転換でかわし、体に触れさせもしなかった。

 当たり負けしないように肉体改造中。「体重を増やした体をもっとうまく使えるようにしないと」と自己評価は厳しいが、軽やかな身のこなしはフランスでも健在だ。

 前半からボール周辺に積極的に顔を出して得点機に絡み「仲間への指示もスムーズになってきた」と連係面で手応えは十分。アゼマ監督からは「どんどんフランス語を理解するようになってきている」とプレー以外の成長も指摘され信頼は一層高まっている。

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