高梨沙羅4連覇!今季初戦で好発進「感覚つかめた」 北京五輪へ「できることから」

 「ノルディックスキー・ジャンプ全日本選手権」(24日、白馬ジャンプ競技場)

 女子は高梨沙羅(24)=クラレ=が1回目に最長不倒の94・5メートル、2回目に93メートルを飛び、合計231・5点で4連覇した。

 新型コロナウイルスの影響で今季は夏場に試合がなかった。高梨は待ち望んでいたシーズンの初戦で大飛躍を2回そろえ、順当勝ち。好発進し「やっと戻ってこられた。最初でいい感覚をつかむことができて良かった」と表情を緩めた。

 「(白馬入り後)一番いいジャンプが飛べた」と自賛した1回目は、K点(90メートル)を4・5メートル上回る最長不倒で、着地もテレマーク姿勢をぴたりと決めて首位に立った。2回目は93メートルにまとめて逃げ切り、女子で単独最多6度目の日本一に輝いた。

 12月にはW杯が開幕し、来季には北京五輪が控える。「できることからやっていきたい」。8日に24歳となった日本のエースは、初戦で手応えを手にして一歩ずつ前進する構えだ。

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