広島大は21日、陸上女子100m障害の木村文子が1日付で同大大学院人間社会科学研究科人文社会科学専攻人間総合科学プログラムの博士課程前期に入学したことを発表した。
広島市内の同大で記者会見した木村は「セカンドキャリアの準備を進めながら、五輪に向けての準備を同時に進めていきたいという思いがあった」と語った。
2012年ロンドン五輪、17年と19年の世界選手権に出場。集大成として位置付ける東京五輪での現役引退を示唆した32歳。現在は地元の広島を拠点に高校や大学などで練習する。
大学院には週に1、2度通学。アスリートを取り巻く環境が選手に与える影響を研究する。