NBAレーカーズが10季ぶりV!コービーに捧げた ジェームズ「信じられない気分」

 「NBAファイナル・第6戦、レーカーズ106-93ヒート」(11日、オーランド)

 西カンファレンスを制したレーカーズが東カンファレンス王者のヒートに勝ち、4勝2敗で10季ぶりに優勝した。17度目の制覇で、セルティックスに並び史上最多。決勝の最優秀選手にレーカーズのレブロン・ジェームズ(35)が選ばれた。ジェームズは28得点、14リバウンド、10アシストの“トリプルダブル”の活躍だった。

 強さを見せつけたレーカーズが王座を奪還した。「歴史的なチームの一員として優勝できた。信じられない気分だ」とジェームズ。堅守からの速攻で最大36点をリードするなど、最後まで主導権を渡さなかった。

 コロナ対策で3カ月以上も外部から隔離された。自身4度目の優勝となったジェームズは「家族との時間を犠牲にする価値があるのかと思った時もあった」と振り返る。

 チームを奮い立たせたのは、1月にヘリコプターの墜落事故で亡くなったブライアントさんへの思い。デービスは「亡くなる前、試合に来ては『今季は君たちの年。優勝を勝ち取ってこい』と言ってくれた。彼を裏切りたくなかった」と語り「この優勝は彼のためのものだ」と故人にささげた。

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