五輪へ森喜朗会長、各国に協力要請「新しい五輪の形つくりたい」コロナ、大会簡素化…

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、各国のオリンピック委員会、パラリンピック委員会の選手団長を集めた会議をオンラインで開催した。新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった大会に向けて、コロナ対策や大会簡素化によってさまざまな変更が生じる中、英語、フランス語、スペイン語の3カ国語で合計8000枚にわたる資料を用意して最新情報を共有した。

 30日まで計6回行われる今回の会合には201カ国・地域の選手団が参加予定。大会期間中や大会までの事務的なスケジュールを確認するほか、各国からの要望や疑問点などを情報収集した上で、政府と共に12月にとりまとめる予定の中間報告をめどに、さらに詳しい情報を各国に提供する予定だという。

 冒頭にビデオであいさつした大会組織委の森喜朗会長(83)は「難局に立ち向かうためにも力を合わせて、来年の大会実現に向けて皆さんに協力いただきたいと思って会合を催した」と趣旨を説明。コロナ対策や大会簡素化について「(選手団の)皆さんに直接関わる問題も多く、ご迷惑をお掛けすることも多いが、(大会)延期を一つの契機に新しい五輪の形をつくっていきたい。それが東京2020の最も大事な基本だと考えている。50項目以上にわたる簡素化の合意に至ったが、(各国の)皆さまにご協力をたまわりたい」と理解を求めた。

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