卓球・国際大会再開もTリーグ開幕丸かぶり「正直、参った」張本、石川ら長期遠征で不在も

 卓球のTリーグは6日、理事会を開催し、来年1月以降の今シーズン後半戦は観客を入れて実施する方針を固めた。3季目となる今季は11月17日に開幕予定だが、新型コロナウイルス感染防止の観点から年内は無観客でのリモートマッチで実施する。オンラインで取材に応じた星野一朗理事長は「ファンの方が会場に足を運んで、選手と一体感を持って盛り上げてもらうような場面をつくりたい。選手にとっても声援が大きな力になる」と話した。観客席の上限は国のガイドラインや会場のある自治体ごとの方針に従うという。

 また、国際卓球連盟(ITTF)がこのほど、11月に国際大会を再開し、中国で4大会続けて行うスケジュールを発表したことに言及した。

 大会に招待されている男子の張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、女子の石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)らが出場する場合、約2カ月ほど中国に滞在せざるを得ない見込みで、同時期のTリーグ開幕戦から数試合を欠場することが濃厚となるだけに「正直、参ったなという気持ちはある」と悲痛な声をあげた。

 Tリーグは発足以来、日本代表が国際大会を優先できるよう日程を考慮してきたが、コロナ禍で先に日程を決めた後の国際大会のスケジュール発表だっただけに、時期が丸かぶりになる不測の事態を避けられなかった。星野理事長は「(選手が)それぞれ出入国でだいぶ拘束されてしまうので、率直に言って参った」と頭を抱えつつも、「今この(Tリーグの)スケジュールを変えるわけにはいかない。現有勢力で力一杯頑張る」と一丸となって難局を乗り切る決意を示した。

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