日本一決定戦は混戦模様 桐生、ケンブリッジの復権か、多田、小池の初Vか

余裕の表情でゴールする桐生祥秀。右は小池祐貴(撮影・堀内翔)
ゴールするケンブリッジ飛鳥=デンカビッグスワンスタジアム(撮影・堀内翔)
準決勝全体トップで決勝に進出した多田修平=デンカビッグスワンスタジアム(撮影・堀内翔)
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 「陸上・日本選手権」(1日、デンカビッグスワンスタジアム)

 男子100メートル準決勝が行われ、17、19年世界選手権400メートルリレー銅メダルメンバーの多田修平(24)=住友電工=は好スタートから抜け出し10秒23の2組1位、全体1位のタイムで2日に行われる決勝進出を決めた。

 16年大会以来、4年ぶりの優勝を狙うリオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルメンバーのケンブリッジ飛鳥(27)=ナイキ=は、同タイムの2組2位。14年大会以来6年ぶりの優勝を狙う前日本記録保持者の桐生祥秀(24)=日本生命=は10秒27(向かい風0・3メートル)で1組1位、桐生と競り合った小池祐貴(25)=住友電工=が10秒28で2位で決勝に駒を進めた。多田、小池は初優勝が懸かる。

 前年覇者で日本記録保持者のサニブラウン・ハキームが不在の中の日本最速決定戦は、混戦模様となった。今季日本人トップの10秒03をマークするなど好調なケンブリッジと、すでに10秒0台を4度マークしている桐生の一騎打ちとみられていたが、今季ここまで目立たなかった多田、小池が大一番を前に調子を上げて好走を披露。準決勝後はそれぞれが自信をみせた。

 「最後の10メートルを焦らずに走れば、絶対にいける」(桐生)、「修正して挑めればチャンスはある」(ケンブリッジ)、「状態が上がってきている。桐生選手、ケンブリッジ選手はすごく速い選手だが、気合を入れて臨みたい。流れにのって優勝を目指して頑張りたい」(多田)、「今日は90点ぐらい。不安が解消された」(小池)

 大会史上初の9秒台決着はあるか。決勝は2日の午後8時30分にスタートする。

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