休場の照ノ富士、師匠が「痛みに耐えきれない」と代弁

 「大相撲秋場所・13日目」(25日、両国国技館)

 先場所5年ぶり復活優勝を果たした東前頭筆頭の照ノ富士(28)=伊勢ケ浜=が13日目の25日から休場した。日本相撲協会に「左変形性膝関節症で3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。これを受け、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は電話取材に応対した。

 師匠は「膝が入ってしまうので。今までも入ることはあるけど今回は多い。痛みに耐えきれない。昨日の夜、話して本人がどうしても我慢できないということだった」と説明。手術した古傷の左膝は回復途上で痛みが限界に達したと見られる。

 四股を踏むだけで痛みがある程で、まずは炎症が収まるまで安静にするしかない。「一生懸命やるしかない」と今は治療に専念し、来場所での再起を目指すことになる。

 今場所は初日2連敗後、7連勝し優勝争いに絡んでいたが、12日目、阿武咲(阿武松)に敗れ脱落。12日目まで8勝4敗で勝ち越しを決めており、来場所の三役復帰を濃厚としている。

 対戦予定だった優勝争いする平幕若隆景(荒汐)は不戦勝で2桁10勝目となった。

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