阿武咲 単独トップ5連勝!先場所13連敗から“倍返し”「くじけずやっていく」

 「大相撲秋場所・5日目」(17日、両国国技館)

 平幕阿武咲が碧山を押し出して初日から5連勝に伸ばし、17年秋場所以来の単独トップに立った。無傷5連勝は19年初場所以来、自身3度目。先場所初日から13連敗を喫した屈辱の“倍返し”はまだまだこれからだ。

 やられたらやり返す!阿武咲が“倍返し”の大反攻だ。碧山相手に2度合わず、3度目立ち合いにも冷静だった。「変化もある」とギリギリまで見て当たった。低く攻め込み巨漢を後退させ、はたきに乗じて出足一気。2秒7の速攻でただ1人、5連勝を手にした。

 「引きにもしっかり見られた。しっかり反応した。肩の力が抜けて下半身で運べた」と、充実感をあふれさせた。

 先場所は初日から13連敗。「今まで相撲をやってきて、これ以上、つらいことはなかった」と屈辱にまみれた。負けた後はリモート取材を断る力士もいる中、負けても負けても連日、パソコン画面越しに丁寧に応じ、前向きな思いを語った。

 場所後も自身と徹底的に向き合った。相手に合わせて「プランをいろいろ」考え過ぎたことに気付き、胸に刻んだのは一つ。「自分のできることだけをやろう」。シンプルに突き押し一本を愚直に磨き、貫くこと。「前に押す、気持ちを前に出す」と原点回帰した。

 21歳時の17年秋場所、同じく無傷5連勝で単独トップに立った。あれから3年の間、小結に昇進したが右膝負傷で十両陥落。師匠も交代するなど、試練を味わった。再びはい上がってきた24歳。「(年齢の)重みが違う。危機感を持たないと」と今は勢いだけではない心身の強さがある。

 「何があってもくじけずやっていく」とキッパリ。人気ドラマ「半沢直樹」最終回予定の27日は千秋楽。“角界の半沢”は10倍返しの初賜杯へ突き進む。

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