炎鵬がようやく初日 竜電を下し「弱い自分と向き合ってできることをやった」
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「大相撲秋場所・5日目」(17日、両国国技館)
初日から4連敗を喫していた前頭九枚目の炎鵬(宮城野)は同七枚目の竜電(高田川)を下し今場所初白星。
低い姿勢のまま、激しく動いた。幕内最小兵の169センチ、92キロと190センチ、148キロの対戦。炎鵬は立ち合い、右に動いて相手の左腕をたぐり土俵際へ押し込んだ。相手の粘りにあったが、今度は右足を抱えると、くるりと回り込んで背後を取る。最後はそのまま送り出した。
「やっと勝ったという感じです。弱い自分と向き合って、今日できることをやった」。連敗中は応援してくれる声が励みになったそうで「頑張らないといけないという気持ちで土俵に上がった。やっぱり勝つってすごくいいことだなと思った」と感慨に浸った。