炎鵬、やせて「ちょっとやばいな…」ラーメンも食べて体重キープ 自作ナン焼きも

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 幕内最小兵、身長168センチの炎鵬(25)=宮城野=が9日、都内の部屋で立ち合いの確認など軽めに調整した。朝稽古後、電話取材に応じ「ちょっと疲れもあったので当たるだけ。立ち合いの確認だけ」と語った。

 前日まで幕下以下と連日、20番以上の番数を重ねた。「体力的にも稽古十分。多い時は30番くらい。15日間、体力面は課題でもあるので。あとは暑いので、番数をこなして体力アップも目的」と、スタミナ強化に努めた。

 2週間程前の健康診断で体重が4キロ減って92キロと測定された。「自分もさすがにちょっとやばいなと思った。感覚的にすごい軽い感じがしていた」と危機感。そこから「とにかく一食一食、食べられるだけ食べて、久しぶりにこんなに食べた。あんまりいつもはラーメンを食べないけど、ラーメンを食べたり。結構、カロリー高いものを食べた」と必死に「96、97キロ」に戻した。

 新型コロナウイルスによる自粛期間で磨いた料理の腕前も助けになった。最近は揚げ物に挑戦。イカフライは水切りが不十分で「えらいことになった」と言うが、から揚げ、トンカツなど、定番の料理はお手の物。好きなカレーも「粉スパイスから作る。クミンとかターメリックとか入れて、レッドペッパーとか」と本格的だ。

 ナンも好きで「4時間かけて」粉から作った。台所には午後6時から料理を始め、「気づいたら8時とか。没頭して楽しい」と、声を弾ませた。

 稽古をみっちり行い、料理でリフレッシュと心身とも好仕上がり。先場所は5勝10敗と2場所連続で負け越し、逆襲への思いは強い。「ここ2場所、本当に自分自身、情けない場所が。不完全燃焼というか、中身のない場所になっているので。今回はしっかり一日一日を大事に、15日間を通してしっかり中身のある濃い場所を送りたい」と力を込めた。

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