御嶽海 貴景勝の婚約は「びっくりした」自身は焦りなし

 「大相撲秋場所」(13日初日、両国国技館)

 関脇御嶽海(27)=出羽海=が4日、部屋の幕下以下力士と相撲を取る稽古を再開した。

 先場所同様、新型コロナウイルス感染防止対策で出稽古は禁止。関取との申し合いはなく本場所に臨む。「難しいですね。圧力とかもうそれは違うのでね。不安は先場所よりあります」と、語った。

 先場所は11勝を挙げ、優勝争いしたが、序盤は感覚が戻っていなかった。通常なら場所前は春日野部屋に出稽古し、幕内栃ノ心ら圧力のある相手に押す稽古を繰り返す。

 「先場所はやってきた、その貯金じゃないけど、気持ちの余裕があった。関取衆のいない部屋は、1場所空くと感覚が違ったり。出稽古ができないっていうのは単純に相撲が取れない。今回はまた、何もやれていないので準備がね」と、先場所以上に貯金がないことを不安がった。

 この日、2カ月ぶり相撲を取る稽古でも「何かちょっと怖かったし、転びそうになった」と言う。「ちょっともろさが出ている。感覚は戻せていないところはある」と、違和感があった。

 それでも先場所、千秋楽まで優勝争いしたことは手応え。「11勝したっていうのは大きい。先々場所は平幕だったけど2場所連続っていうのはなかなかなかったんで。それでもいい自信になりました。今場所、連続2桁はもう絶対取りたいという気持ちはある」と気合を入れた。

 先場所は正代(時津風)も大栄翔(追手風)も11勝。今場所は3人が関脇で大関とりレースを争う。「同じ三役として負けていられないなっていう、気持ちはある。関脇が強いと盛り上がる?そうですね、盛り上げていきたい」と言い切った。

 先場所前同様、縄跳びも継続。1分間、連続で行うのを3セット。体重を172キロとキープする。

 先場所は部屋の屋上で野菜を育てていたが、「もうなくなりました」と言う。原因は猛暑。「屋上は暑すぎるんで、うちらでさえちょっと屋上はスリッパないと歩けないから、蒸発しちゃったり熱くなっちゃったりして、途中まではトマトとかよかったけど、途中からあきらめました。作物と弟子(を育てるのは)は一緒くらい難しい」と、残念がった。

 また、年下の大関貴景勝が婚約を発表。27歳、自身は独身貴族を貫く。「うーん、焦りはしないですけど、まあゆっくりしたいですね、貴景勝はちょっと一番びっくりした」と、マイペースを強調した。

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