競泳・長谷川涼香 世界選手権のVタイム超えで1位、自己ベスト4年ぶり更新

 「競泳・東京都特別水泳大会」(30日、東京辰巳国際水泳場)

 女子200メートルバタフライが行われ、16年リオデジャネイロ五輪代表の長谷川涼香(20)=東京ドーム=が19年の世界選手権の優勝タイムを上回る2分5秒62で1位となった。これまでの自己ベスト2分6秒00を約4年ぶりに更新。29日の100メートルバタフライでも57秒49の自己ベストをマークした勢いを持続した。

 止まっていた時計の針が動き出した。約4年ぶりに自己ベストを更新。「ビックリって気持ちが大きい。5(秒)って見えてヨッシャって」と、レース終了後には右手で水面を叩きガッツポーズで喜びを爆発させた。

 16年リオ五輪終了後から2年間、苦手だったというキックを強化してきた。しかし、思うように結果が出ず、18年夏には「もうダメなんじゃないかと思った」という。

 そんな時にコーチを父・滋さんに変更。新たな体制で強化に取り組み、何度心が折れても「数日で、今日から頑張ろうって思って立て直してきた」と諦めることはなかった。

 昨年の世界選手権同種目の優勝タイム、2分6秒78を上回る好タイムを記録。「五輪は目標ではない」と滋コーチが言うように、長谷川自身も「日本新に手が届く場所まできた感覚がある。日本新を狙っていく」と目標は明確だ。2分4秒69の日本記録を更新すれば、五輪のメダルも見えてくる。父と二人三脚で日本最速の称号をつかみに行く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス