大坂なおみ、全米前哨戦をボイコット 黒人銃撃事件に抗議「続く虐殺、吐き気がする」
女子テニスの大坂なおみ(22)=日清食品=が27日、自身のSNSを更新し、現在、ニューヨークで開催中のウエスタン・アンド・サザンオープンを棄権することを発表した。
23日にウィスコンシン州ケノーシャで起きた警察官による黒人男性銃撃事件に抗議の意思を示したもので、ツイッターで大坂は「私はアスリートである前に黒人女性です。また、黒人女性としてテニスをするよりも大事なことがあると感じています。プレーしていない時に何かが起こるとは思いませんが、大多数の白人スポーツの中で会話を始めることができれば、正しい方向への一歩だと思います」と、綴った。
黒人差別への抗議の動きは大きくなっており、大坂は「警察の手で黒人の虐殺が続いている。吐き気がする」と、心境を明かした。
31日に開幕する全米オープン前哨戦のウエスタン・アンド・サザンオープンで、大坂は28日に準決勝を戦う予定だった。
米国スポーツ界で抗議の動きが強まっており、メジャーリーグやNBAでもボイコットが相次いでいる。





