五輪「簡素化」など選手へ説明「不安が払拭された」JOCアスリートミーティング

 日本オリンピック委員会(JOC)が31日、1年延期となった東京五輪を目指すアスリートを対象に「アスリートミーティング」を開催した。19競技61人の選手が参加。練習状況や五輪の準備状況などを選手同士が競技の枠を超えて共有し合うことで、モチベーションの維持を目的としている。

 JOCアスリート委員長で陸上競技男子棒高跳びの沢野大地(富士通)は「競技の枠を超えて意見交換ができたのは良かった。いろんなアイデア、意見をもらった。実際に実行できる形を取っていきたい」と語った。

 会の中では、大会組織委員会から準備状況についての報告や質疑応答も行われ、五輪簡素化についての方向性などが選手に対して示されたという。「簡素化という曖昧なイメージだったものが、どうなるのか具体的にご説明いただき、理解できたので不安が払拭(ふっしょく)された」と沢野。重量挙げ女子の三宅宏実(いちご)は「アスリートに配慮を頂きながら、いろんな不安を取り払っていただくようなことを組織委員会さんから説明していただき、情報を共有でき、安心もした」と感謝した。また新体操の皆川夏穂(イオン)も「最善の準備をしていくだけだなと確信することができた」と話した。

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