ラグビー7人制代表候補が合宿再開 五輪延期で福岡ら離脱も若手の成長に期待

 ラグビー男子7人制日本代表候補が25日、東京と大分に分かれて新型コロナウイルス感染拡大による活動休止後、初の合宿を開始した。練習後、東京で指導した岩渕健輔ヘッドコーチ(HC=44)がオンライン取材に応じ、1年延期となった東京五輪に対し「多く大会ができればチームにプラス」と話し、「五輪を目指す全てのアスリートが直面している課題。我々も前向きに乗り越えたい」と意気込んだ。

 延期になったことで当然マイナス面もある。福岡堅樹(27)=パナソニック=やリオ五輪で主将を務めた桑水流裕策(34)=コカ・コーラ=ら有力選手が離脱。岩渕HCは「福岡は能力の高い選手。戦力になり得る存在だった」と影響は大きい。一方で「明日、明後日に、というのは難しいが、1年後には彼に匹敵する選手を多く育てたい」と若手の成長に期待を寄せた。

 今回は、3月以来の宿泊を伴う合宿となり、28日まで行われる。「感染症の専門家にも入ってもらっている」と移動、食事や宿泊施設などで新型コロナウイルスの感染防止対策を行っている。まだ、コンタクトを伴う練習は行っていないが「まずは戦術より基礎体力の向上を」と焦ることなく状態を上げていく方針だ。

 7人制男子日本代表はワールドシリーズ(WS)の全戦に出場できる上位グループへ昇格が決まっている。ただ、開催が不透明であることから、実戦を積むために、岩渕HCは入国制限が緩和した国と強化試合の交渉を始めていることを明かした。

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