坂本花織 リモート振付に四苦八苦も新SP完成「すごい手こずりました」
フィギュアスケートの全日本シニア合宿が21日、大阪府内で報道陣に公開され、平昌五輪代表の坂本花織(20)=シスメックス=が取材に応じた。
コロナ禍の中で、スケーター達も自粛生活が続いたが、緊急事態宣言明けの5月末から各リンクで徐々に練習が再開。坂本は「自粛中はひたすらトレーニング。できる限り体力が落ちないように。今までこんな長期間休んだことなかったので、再開してからは追い上げないとという気持ちだけだった。1日1日大切にして、いかに日々を充実させるか、改めて考える良い機会になった」と、振り返った。
今季のSPは新プログラム。曲名については「すいません。フランス語でよく分からなくて」。海外在住のブノワ・リショー氏とLINEのビデオ通話で振り付けした。「なんか難しかったです。左右が分からないのと、画面内でどっちが正面かわからなくなる。最初はすごい手こずりました」と苦笑。それでも何とか完成。フリーは昨年に続き「マトリックス」の予定で「SPは今までとは、また少し違うプログラム。大人の女性を演じられたら。マトリックスは去年よりかっこよくできるようにしたい」と、意気込んだ。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選手はリモートでの取材対応となった。