コストルナヤ16歳で描く美しき転身 北京五輪で引退へ 脳神経外科医を目指す

 フィギュアスケート女子で、昨年のGPファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤ(16)=ロシア=が15日、22年北京五輪後に引退し、脳神経外科医を目指す意向を示した。五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」のインタビューで明かした。

 「フィギュアスケートは30年間、トップでできるスポーツではありません。15歳で4回転を跳ぶ若い選手がたくさんいますから。私は今季と五輪シーズンを滑ったあと、私の夢を実現するつもりです。脳神経外科医になるという私の夢を実現し始めます」と、語った。

 コストルナヤはシニアデビューとなった昨季、チャレンジャーシリーズ1戦、GP2戦、GPファイナル、欧州選手権を5戦全勝。先日発表されたISUアワードでは最優秀新人賞を獲得した。日本のファンからはその美しい容姿と滑りから、「美」の愛称がついている人気選手だ。

 今季の女子はトリプルアクセルを武器とするコストルナヤのほか、複数の4回転ジャンプを跳ぶシェルバコワ、トルソワというロシアの新世代が台頭。18歳の平昌五輪金メダルのザギトワ、20歳の同銀メダルのメドベージェワが苦しみ、急速な世代交代が進んでいる。

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