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寺本明日香、一時引退決意も…友情の復活ロード 東京五輪は羽生曲「人生語る演技を」

 体操女子のロンドン、リオデジャネイロ五輪代表で、20年2月の左アキレス腱断裂から復活を目指す寺本明日香(24)=ミキハウス=が15日、オンラインで取材に応じた。負傷直後は引退も頭をよぎったが、盟友の村上茉愛(日体ク)らの支えもあり、順調に回復。来夏に延期となった東京五輪に向け、床運動の曲をフィギュアスケートの五輪2連覇王者、羽生結弦(ANA)が滑った「Origin」にすることを明かし、「人生を語る演技をしたい」と誓った。

 夢を諦めかけたあの日から5カ月。寺本は着実に復活への道を歩み始めている。すでに演技練習に入っており「少しずつできることが増えている。体がしんどい時期だけど、耐えながらやっています」と近況を明かした。

 けがをしたのは、東京五輪延期決定前。五輪まであと半年を切った時期だった。「足に痛みはなかったんですけど、頭にパーンって痛みがきた。“あ、終わった、東京はもうないな”と」と、当時を振り返った。手術前、ともに代表をけん引してきた村上にメッセージを送った。「体操人生終わるから。引退する。ごめん、任せたよ」-。

 それでも手術後、諦めないでいてくれる周囲の言葉に支えられて、五輪挑戦を決意。お見舞いにきてくれた村上が言った。「絶対に辞めないと思った」。寺本は「やっぱり2人でやらなきゃなと思った」と、振り返り笑顔を浮かべた。昨年は村上がけがのため、世界選手権代表になれず、寺本が中心となり、五輪団体出場枠を獲得した。村上は「今度は私が支える番。何でも言ってね」と言ってくれたという。

 その後、新型コロナウイルスの影響で、五輪の1年延期が決定。「アキレス腱は無理をすると再断裂があるので、正直怖い部分はあった。しっかり治せるなと思った」と率直な心境を明かした。

 目標がある。集大成の舞台で「人生を語る演技をする」。床の曲はフィギュアの五輪2連覇王者、羽生結弦が滑った「Origin」に決めている。けがの経験を経て「さらに語るものが増えた」。笑顔を取り戻した24歳が再び夢へと舞う。

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