BMX榊原爽 転倒で外傷性脳障害の兄を支援 中村輪夢らもエール
日本人の母を持ち、BMXレースでオーストラリア代表候補の榊原爽(20)が20日、2月のW杯同種目で転倒し、左脳に外傷性脳障害を負った兄・魁のリハビリを支援する事業をPRする一環としてオンラインでチャリティーライドを行った。
トレーニング用のサイクリングマシンを使ってバーチャルコースを走る「ズイフト」で、魁のナンバープレート77番にかけて77分間、世界中の参加者と自転車をこぎ、「こんな大人数でのライドは初めて」と声を弾ませた。イベントを配信したインスタライブでは左腕をつりながらも「これからもリハビリを頑張りたい」と笑顔で話す魁の姿も写された。
日本からは同種目で東京五輪代表の畠山紗英や、冬季五輪ノルディックスキー複合で2大会連続銀メダルの渡部暁斗などが参加。また、ライドはしなかったがBMXフリースタイルで東京五輪代表の中村輪夢がインスタライブでコラボし「魁くん頑張って」と声援を送った。