東京五輪・パラリンピック組織委員会は１６日、国内競技団体（ＮＦ）とオンラインで協議会を開催した。来夏に延期となった大会へ向け、意見交換などを実施。新型コロナウイルス感染防止を踏まえ、各ＮＦが独自に策定している運営のガイドラインなどの情報を共有していく方針を確認した。

　組織委の森喜朗会長（８２）は、会議冒頭あいさつで来夏への延期となった東京大会については「人類がコロナに打ち勝ち、来年の東京大会を実現することは組織委の使命。聖火が世界の人々の希望の光となる」と、力強く呼びかけた。新型コロナウイルスの先行きが不透明な中、この日、一部で組織委内の理事から開催のメドが立たない場合、再延期を求めるべきとの意見が出たと報じられたが、あくまで来年の開催を強調した。