「大相撲７月場所」（７月１９日初日、両国国技館）

　新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が２５日に全面解除されたことを受け、２６日、大関貴景勝（２３）＝千賀ノ浦＝が日本相撲協会を通じコメントした。この日は部屋で稽古し、「基礎運動を中心に、ぶつかり稽古も少し行いました」と、ぶつかり稽古を再開していることを明かした。

　春場所後、２カ月じっくり基礎運動で体を作ってきた。「下半身をしっかり鍛えることができました。今まで同様、７月場所に向けて準備していきます」とキッパリ。夏場所が中止となったことに「初めてのことなので、戸惑いはありましたが、今は７月場所に向けて気持ちを切り替えてやっています」と話した。

　しっかりと自己管理し体も順調。「体重の増減もなく体のメンテナンスもしっかりできているので、毎場所と変わらなく過ごせています」と語った。

　昨年７月の名古屋場所はケガで全休と悔しい思い。今年はかど番で迎える。「昨年の名古屋場所は出場できなかったので、今年は、という思いがあり、残念でしたが、今は東京での７月場所に向けて精いっぱいやりたいと思います。７月場所では（ファンの）みなさんに自分らしい相撲を見てもらえるように頑張ります」と誓った。