日本相撲協会が抗体検査開始を発表 初日は「2部屋、43人」1カ月で完了へ

 日本相撲協会が18日、協会員の抗体検査を開始したことを発表した。芝田山広報部長(元横綱大乃国)が「抗体検査は本日からスタートし2部屋、43人が検査を受けた」と説明した。今後は1日につき2~3部屋、40~50人程度で実施し1カ月で全部屋が終える予定。

 調査は希望者に行われ、対象は力士、親方、呼び出し、床山、行司、世話人、若者頭、部屋に所属している全員。約1000人規模が予定される。

 協会は夏場所を中止し、「大相撲7月場所」(7月19日初日)は開催場所を通常の名古屋から東京・両国国技館に移し無観客での開催を目指す。2カ月以上も先の本場所へ向け、抗体検査で協会員の感染状況を把握し不安を取り除くのが目的。

 抗体検査とはウイルスに感染した場合、免疫反応の過程で体内に作られる抗体を測定する検査。ウイルスの有無そのものを調べるPCR検査とは違う。無症状者や軽症者を調べることで地域の感染状況をおおよそ把握することが可能となる。

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