バスケA東京・田中大貴が初のMVP、亡き父に「報告したい」 五輪延期も前向き

 バスケットボール男子のBリーグは10日、オンラインで今季の年間表彰式の最終日を開催し、最優秀選手(MVP)にA東京の田中大貴(28)が初選出された。ベスト5は田中のほか、ライアン・ロシター(宇都宮)、富樫勇樹(千葉)、藤井祐真(川崎)、金丸晃輔(三河)が選ばれた。

 リーグ1年目から4年連続でベスト5の田中が、初のMVPを手にした。「大学の時に父親を亡くしているので、父親に報告したい」と喜び。「もっといい選手になるために頑張らないといけないという気持ちにさせてもらった」と、その称号を受け止めた。

 今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響でリーグ戦は途中で中止となり、年間優勝チームを決められなかった。それでも、リーグ最高勝率で東地区を制したA東京の勝利に貢献。日本代表の主力としても活躍した。

 昨夏のW杯では世界のレベルを体感し「頭の片隅でW杯や五輪を常に意識したシーズンだった」と田中。五輪は1年延期となったが「大きな舞台でもっと活躍したい。高い志を持って取り組んでいきたい」と前向きに語った。

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