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有森「自分を褒めたい」末続「日本短距離の歴史の勝利」五輪メダリストの名言・陸上編

 「五輪メダリストたちが残した名言~陸上編~」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京五輪は来夏に1年延期となった。これまで数々のドラマを生み出してきた五輪。過去の日本人メダリストたちが残した「名言」を振り返る。

 ◆末続慎吾は「日本短距離の歴史の勝利」

 陸上競技は、トラック、フィールド、ロード、混成の4種目に分けられている。その中でもトラックに分類される400メートルリレーとロードに分類されるマラソンから名言を紹介する。

 2008年の北京大会、日本チームは歴史に残る勝利を収めた。男子400メートルリレーに出場した塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治が38秒15で銅メダルを獲得。トラック種目で日本のメダル獲得は1928年アムステルダム大会女子800メートル銀の人見絹枝以来、80年ぶり。男子では初となった。この快挙に末続は「僕らだけの勝利じゃなくて、日本短距離の歴史の勝利だと思ってくれていいんじゃないか、と思います」と喜んだ。最後の五輪と公言していたアンカーの朝原は電光掲示板で順位を確認した後、高く空中にバトンを放り投げ、高平と抱き合った。18年12月11日には優勝したジャマイカ選手のドーピング違反による失格が確定されたため、7日付で日本が銀メダルに繰り上がったことが発表された。

 ◆山県亮太は「夢は実現できる」

 16年リオデジャネイロ大会、男子400メートルリレーで日本チームは銀メダルを獲得した。「夢は実現できるんだと言うことを証明できてよかったです」。山県亮太は笑顔で語った。平均年齢23歳の若いチームは侍ポーズで入場した。1走の山県が好スタートで上位に入り込むと、2走の飯塚翔太は粘りの走りを見せた。3走の桐生祥秀の快走によりトップでアンカーのケンブリッジ飛鳥へとバトンタッチ。あこがれのウサイン・ボルトの隣でケンブリッジは堂々の走りを披露し、37秒60のアジア新記録でゴールを駆け抜けた。

 ◆有森裕子の「自分で自分を褒めたい」

 女子マラソン・有森裕子は日本陸上女子初となる2大会連続のメダル獲得を成し遂げた。初出場となった92年のバルセロナ大会で銀メダル。だが、大会後はけがに苦しんだ。3年ぶりの復帰レースで五輪代表権をつかみ取ると96年のアトランタ大会では2時間28分39秒で銅メダルを獲得。レース後のインタビューで「初めて自分で自分を褒めたいと思います」と目を潤ませながら発した言葉はこの年の流行語年間大賞にも選ばれた。

 ◆高橋尚子は「すごく楽しい42キロ」

 00年シドニー大会で、女子マラソンの高橋尚子が日本陸上女子初の金メダルに輝いた。35キロ手前でサングラスをかなぐり捨てると速度を上げ、後続選手を引き離しにかかった。最後は2位のリディア・シモンの猛追を振り切り五輪新記録の2時間23分14秒でゴール。レース後は「すごく楽しい42キロでした」と笑顔で語り、疲れた様子を見せることなく、観客に手を振った。

  ◇  ◇

 陸上競技はリレーやマラソンのほかに数多くの種目が実施される。来夏の東京五輪で感動とともに新たにどんな名言が生まれるか、注目したい。

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