コロナ感染の高田川親方ら退院 夏場所開催は「慎重に考えていきたい」

 「大相撲夏場所」(5月24日初日、両国国技館)

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は4月30日、電話での代表取材に応じ、25日に新型コロナウイルス感染を発表した高田川親方(元関脇安芸乃島)、弟子の十両白鷹山と幕下以下4人の力士が退院したことを明かした。

 「検査の結果が陰性になったということ。何より長い期間にならなくて良かった引き続き各部屋で様子を見る」と説明した。

 10日に角界で初めて感染が確認された幕下以下の力士はまだ退院できず。「回復傾向にあるが引き続き治療している」と、快方には向かっているという。

 この日までに政府の緊急事態宣言は延長される見通しとなり、夏場所開催にも影響を与える可能性は高い。

 同部長は「何も決まっていない状況で、何も口にすることはできない。協会の主事が理事長らに状況を見て電話などで連絡を取り合って、今後どうするか話していると思う。テレビなどでいろんな情報を収集して連絡を取り合っていると思う」と話した。

 緊急事態宣言下での開催は厳しい見方もある。「いろんな見方があると思う。専門家の意見を聞きながら考えていく。延長がどういうふうに出るか、慎重に考えていきたいと思う。どういうふうになるか分からないが、我々の社会も世間に大きな影響を与える。しっかり見極めないといけない。いろんなことが決まったらお答えする。(5月)6日以降どういった状況になるか。日本政府の要請にそって対応していく」と、慎重に受け止めた。

 本来なら理事会を招集し、協議するが、接触を避けるため幹部で集まることも難しい。「集まれる状況ではない。通信を使いながらどうするか、理事会をどういう形で行うか考えないといけない。手順が大事ですし、我々も勝手なことは言えない」と、同部長は話した。

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