大坂なおみ 五輪延期の思い綴る「2021年に我が国の美しさを世界にみせましょう」

 テニス女子の大坂なおみ(日清食品)が28日、自身のインスタグラムなどを更新し、新型コロナウイルスの感染拡大により、1年程度の延期が決まった東京五輪への思いをつづった。

 日本生まれの大坂にとって、東京五輪はやはり特別な存在のようで「オリンピック延期のニュースが報道された数日前から、この思いをどうやって皆さんに伝えられるかずっと考えていました。残念という言葉だけでは言い表せない気持ちです。サポーターの皆さんは私にとって母国である日本で開催されるこのオリンピックがどれだけ重要な意味を持っているかご存じだと思います」と、率直に明かした。

 ただ、現状は未曾有の事態。「スポーツは人々の心を繋ぎ、感動を与えるパワーがあります。しかし、今私達がしなければいけないことはスポーツを救う事ではなく、世界中の人々が人種や国籍の壁を越えて、数多くの命を救うのが一番大切なことです。それこそまさにオリンピック精神ではないでしょうか」と延期に理解を示した。その上で「日本人のみなさま2021年に我が国の美しさを世界の皆様にみせましょう。それまで、どうか健康に気を付けて、思いやりの心を忘れずに、みんなで頑張りましょう 大坂なおみ」と、呼びかけて結んだ。

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