競歩の東京五輪代表・鈴木雄介「今年開催されると頭に入れながら調整」

 東京五輪の競歩の代表選考会を兼ねた全日本能美大会20キロに出場する有力選手が大会前日の14日、石川県能美市で会見した。20キロの世界記録保持者で東京五輪の50キロ代表に内定している鈴木雄介(32)=富士通=も出席。感染が拡大し続ける新型コロナウイルスの影響で、各方面から東京五輪の延期や中止についての議論も飛び交っていることに言及した。

 そのことを問われ、リオデジャネイロ五輪代表の高橋英輝(富士通)、女子の世界選手権代表の藤井菜々子(エディオン)ら出席者を代表して発言。「東京五輪に関して、やはり延期になるか中止になるかというニュースは選手個人個人、目にしている。耳に入るところではあるが、私たちからしたらコントロールできるところではない。まずしっかり東京五輪は今年、予定通りあるという気持ちで私たち自身は臨んでいる。予防については人混みのある場所とか電車移動はなるべく避けて、手洗い、うがいは練習後、帰宅後、家から出るとき、常に意識して選手個人個人がやっている。自分たちができることを一つ一つやって東京五輪が今年開催されることをしっかり頭に入れながら調整していくのが現状だと思う」と強調した。

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