NBAドラ1・19歳新人ザイオンら男気 コロナ中断の本拠地従業員に巨額支援
NBA、ペリカンズのドラフト1位新人ザイオン・ウィリアムソン(19)が13日(日本時間14日)、SNSで新型コロナウイルスの影響でシーズン中断が決定した本拠地スムージー・キング・センターの従業員の30日分の給料を支援すると公表した。
ウィリアムソンはこの日、自身のインスタグラムを更新し、「昨年6月にドラフトされて以来、(本拠地の)ニューオリンズの人たちから受けた歓迎とサポートは信じられないほど素晴らしいものでした。そして、僕が出会った中で最も特別な存在がスムージー・キング・センターで働いている人々でした」と感謝。「僕の母は他人をリスペクトする気持ちや、自分たちが受けたことに対する感謝の気持ちを表すための手本をいつも見せてくれました。だから、きょう、僕はスムージー・キング・センターで働く皆さんの今後30日分の給料を保証することを約束します」とつづった。
米スポーツ専門有線局ESPNによると、ペリカンズからドラフト1巡目全体1位で指名されたウィリアムソンは4年4420万ドル(約47億7000万円)で合意。今季の年俸は975万7000ドル(約10億5000万円)で、その他にジョーダン・ブランドやゲータレードなど8社の広告収入があるという。
また、昨季のMVPでギリシャ出身のバックス、ヤニス・アデトクンボも同日、自身のインスタグラムを更新し、シーズン中断で収入が途絶えたミルウォーキーの本拠地ファイサーブ・フォーラムの従業員のために10万ドル(約1080万円)を支援すると公表した。
NBAでは支援の輪が広がっており、キャバリアーズのケビン・ラブが12日(同13日)、自身の財団を通じてクリーブランドにある本拠地ロケット・モーゲージ・フィールドハウスの従業員のために10万ドル(同)を寄付することを明らかにした。



