体操・畠田瞳、持ち前の安定感で3位「最大限の演技できた」 仲間を思い日本背負った

 「体操・個人総合W杯・アメリカンカップ」(7日、米ミルウォーキー)

 東京五輪予選となる大会で、女子は19年の世界選手権代表の畠田瞳(19)=セントラルスポーツ=が4種目合計53・799点で3位に入った。男子は世界選手権で団体総合銅メダルを獲得した18歳の橋本大輝(千葉・市船橋高)が6種目合計82・757点で5位だった。

 落下などで周囲の得点が伸び悩む中、畠田瞳は「自分が勝てる最大の理由は失敗しないこと」と持ち前の安定感を発揮した。今大会では苦手な硬い器具が採用されたため、跳馬や床運動では難度を落として対処し、大きなミスをせずに表彰台に立った。「自分なりに最大限できる演技はできた」と声を弾ませた。

 最初に得意の段違い平行棒で全体2位の13・866点。「スタートダッシュが切れたのは、その後につながる大きなこと」と勢いが付いた。母親の友紀子コーチが「点数的にものすごく取ったわけではないが、いいところがすごく出た」と堅実な演技を褒めた。

 2月に第一人者の寺本(ミキハウス)が左アキレス腱(けん)を断裂して手術したため「戻ってきてくれるまでは自分が日本を背負っていかないといけない」との自覚もあった。「安心させられる状態に日本を持っていきたい」と仲間を思いやる気持ちを3位という結果で示した。

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