厳戒態勢で記者会見、東京五輪最後の1枠がかかる名古屋ウィメンズマラソン

 「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、ナゴヤドーム発着)

 招待選手の記者会見が6日、名古屋市内で行われ、東京五輪の最後の1枠をかけたMGCファイナルへ向けて、9月のMGCで5位の野上恵子(十八銀行)、同6位の一山麻緒(ワコール)、同7位の福士加代子(同)同8位の安藤友香(同)、同9位の岩出玲亜(アンダーアーマー)と、外国人選手が意気込みを語った。

 市内のホテルで行われた記者会見では、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、異例の厳戒態勢がとられた。通常は選手の座るひな壇の目の前に記者が座るが、今回はひな壇の前は5メートルから8メートルのあきスペースがとられ、その後ろにカメラ席のみが設置された。記者席はひな壇の左右に分かれて設置され、記者は選手の斜め前から質問する形となった。

 記者席も一人分の間隔があけられたため、会見場は例年より大きく、2つの宴会場の仕切りをとって使われた。会見での記者側のマイクは質問者が変わるごとに消毒していることが告知され、選手の使うマイクは使い回さず、選手一人に1本ずつ渡された。また、写真撮影も例年は選手が手を合わせるなどのポーズをとるが、今回は横並びの1ポーズのみに限定された。

 主催者は8日のレース後の会見も、例年の記者スペースではなく別室を用意している。今大会は一般ランナーの参加がとりやめとなっており、大会の公式ホームページでは、沿道からの観戦の自粛を呼びかけている。

 東京五輪の女子代表は今年1月のMGCファイナルを兼ねた大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)が出した、2時間21分47秒を上回った最速選手が最後の一枠を獲得する。東京五輪の女子出場枠は3で、MGCの成績で1位の前田穂南(天満屋)と2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が内定している。

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