空手の植草歩&宮原美穂 東京五輪代表決め「ホッとした」羽田空港に帰国

関係者からもらったひなあられを手に笑顔の(左から)樋口大樹コーチ、宮原美穂、植草歩、本一将=羽田空港
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 空手日本代表が3日、プレミアリーグ(PL)ザルツブルク大会を終え、羽田空港へ帰国した。今大会の結果で東京五輪代表を確定させたのは、女子組手の植草歩(27)=JAL=と、宮原美穂(23)=帝京大職。植草が61キロ超級、宮原が55キロ級の代表となった。

 植草は、今大会では68キロ超級の準々決勝敗退に終わっただけに「ホッとした部分も多いけど、優勝して(喜びを)伝えたかった。負けてるのにおめでとうと言われ、なんとも言えない気持ち」と複雑な心境を吐露。それでも「夢に見ていた五輪での優勝に一歩近づけた。(会場の)武道館で優勝して、日本中に空手の面白さを伝えたい」と、気持ちを切り替え語った。

 18年世界選手権を制して以降、ケガなども重なり思うような空手を見せられずにいた宮原は、その世界選手権以来の金メダル獲得で代表切符をつかみ「久々に金メダルを取れたことが本当にうれしかった」と笑顔。「正直ホッとした気持ちが一番大きかった」といい、約5カ月後の大舞台へ「(目標は)金メダル。自分の組手をして優勝したい」と掲げた。

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