大迫傑、日本新で男泣き「ずっと狙ってきたので…」 東京五輪最後の1枠濃厚に

ゴールする大迫傑=東京駅前(撮影・堀内翔)
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 「東京マラソン」(3月1日、東京都庁~東京駅前)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=が日本記録を更新する2時間5分29秒(速報タイム)でゴール。日本人トップとなる4位に入り、東京五輪最後の1枠を大きくたぐり寄せた。

 大迫は「ずっと狙ってきたレースなので、日本記録が出せてよかった。まだ(東京五輪は)決まっていないけど、次につながるいい走りができたと思う」と涙ぐみながら喜びを語った。

 8日に行われるびわ湖毎日マラソンで大迫を上回る記録が出なければ、大迫の五輪出場が決まる。

 先頭集団を走っていた大迫は22キロ過ぎで先頭集団から遅れると、日本人トップを走っていた井上からも引き離されたが、32キロ過ぎで井上らの5位グループに追いつくと、一気に抜き去った。

 残り4キロとなったところで何度か右脇腹を押さえて苦しそうな表情をみせたものの、最後は雄叫びを上げながらガッツポーズでゴールテープを切った。自身の持つ日本記録2時間5分50秒を21秒更新して、2度目の報奨金1億円も手に入れた。

 大迫は昨年9月に行われたマラソン・グランドチャンピオンシップで3位に終わり、東京五輪内定を勝ち取ることができなかった。

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