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大相撲、春場所は「中止か無観客」の2択 尾車事業部長が「通常開催はありえない」

 「大相撲春場所」(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)

 日本相撲協会の尾車事業部長(元大関琴風)が28日、新型コロナウイルス感染拡大による春場所の開催可否に関し、「中止か無観客でやるか」と断言した。3月1日の臨時理事会で決議される。

 25日、協会幹部が緊急対策会議を開いた際は「中止」、「無観客開催」、「通常開催」の3択だったが状況は激変。Jリーグを皮切りに多くの競技が中止、延期、無観客となった。協会にも政府から本場所を中止、延期、規模縮小するよう要請があった。前日には全国の小中高が春休みまで臨時休校とするよう安倍首相が表明した。

 尾車部長は「あの時(25日)は(臨時理事会を開催する)リミットの1日までどういう動きがあるか分からなかった。状況は厳しくなった。収束というより学校もJリーグもバスケットも競馬もだからな。(春場所の)通常開催はありえない。できないと思う。(役員の)みんなもそう考えていると思う」と険しい表情で話した。場所途中から、観客を入れる案には「(政府の言う期限の)15日で、はい(ウイルスが)なくなりましたというものではない」と、否定した。

 中止となれば八百長問題で揺れた11年の春場所以来。一般非公開となれば戦時中だった1945年の夏場所以来。ウイルスのまん延が原因というのはもちろん初めての異常事態となる。

 地方場所で最も相撲人気が高く前売り券も即座に完売しただけに、無念。「前も中止になったのは大阪。大阪には迷惑をかける」と同事業部長は申し訳なさそうに話した。

 この日は二所ノ関一門の連合稽古が大阪府堺市の尾車部屋で行われ、一門の力士は変わらず、熱のこもった稽古を行った。尾車部長は「力士もいろんな思いがあるだろうけど、鍛えて土俵に打ち込むことが彼らのやれること。稽古はいつもと変わらない。彼らも腹の中では考えているけど稽古して上を目指すしかなから」と、力士の心中を思いやった。

 同じく協会理事の芝田山広報部長(元横綱大乃国)も「お相撲さんはやることは変わらない。あとは(3月1日に)協会が判断する。稽古することによって体を温めれば免疫も高まる。スポーツ選手は免疫が高いと聞いている。準備をしておくこと」と話した。

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