卓球・横谷晟&谷垣佑真組が初V 息の合った連携見せ悲願果たす

 「デイリー後援・卓球・大阪国際招待選手権」(15日、エディオンアリーナ大阪)

 男子ダブルス決勝は横谷晟(じょう)・谷垣佑真組(愛知・愛工大名電高)が葉波啓・川上尚也組(東京・早大)を3-0で下し、初優勝を飾った。高校生ペアの優勝は3年ぶり。女子ダブルス決勝は昨年度準優勝の笹尾明日香・岩越帆香組(東京・早大)が松本静香・上田真実組(愛知工大)を3-0で破り、悲願の初優勝を果たした。

 あふれる若さで2019年4強止まりだった横谷・谷垣組が頂点に駆け上がった。決勝では大学生の葉波・川上組を相手に第1ゲームを14-12の接戦で先取すると、そのまま勢いに乗って押し切った。

 高校生ペアの優勝は同じ愛工大名電で17年の木造・高見組以来3年ぶりとなる。高校2年の横谷は「先輩に続けてよかった」。同1年の谷垣も「ベスト4以上を狙っていた。優勝できてよかった」と、あどけなさの残る顔でほほ笑んだ。

 ダブルスでは不利とされる右と右のペアだが「体が重なるので戻りを早くしなければいけない。(速攻で)決めにいくとリスクもあるのでラリー戦にすることを意識している」(横谷)と、息の合った連係を見せた。

 横谷は1月の全日本選手権で張本に敗れたもののベスト16に進出。谷垣も18年の全国中学校体育大会を制し“スーパー中学生”として名をはせた。谷垣は「卓球をやっている以上、世界に行かないと面白くない」と目を輝かせた。前途有望な2人の視線は東京五輪の先を見据えていた。

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