IOC 五輪延期・中止は必要なし 無観客試合も「考えていない」

 会見したIOCのコーツ調整委員長(左)と組織委の森喜朗会長=都内
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 東京2020組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)は14日、準備状況を確認する事務折衝に関して、都内で会見した。肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を受けて情報を共有した。

 海外メディアも多く詰めかけた中、IOCのジョン・コーツ調整委員長は「当然のことながら大会は行う」と明言。中止や延期について、世界保健機関(WHO)から「特に必要はない」と、アドバイスされていることを明らかにした。

 感染が拡大し続ければ、選手らから不安視する声が上がってくる可能性もある。同委員長はコミュニケーションを密にしていくことで、(選手に)情報提供の重要性を口にした。また、今後感染が拡大していった場合、試合会場を無観客にして対応する可能性について、組織委の森喜朗会長は「全く考えていない」と断言した。

 コーツ委員長は「日本の公衆衛生当局を信頼している」と強調。東京大会への準備は予定通り、進められていく。

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