朝乃山、体調管理への意識改革 “カキの教訓”胸に大関とりいただきます!
大相撲の関脇朝乃山(25)=高砂=が14日、“カキの教訓”を胸に大関とりへ意気込んだ。春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で12勝なら大関昇進目安の三役3場所で計33勝をクリアする。目標達成へ大事なのが体調管理だ。
昨年春場所は11日目から5連敗し7勝8敗。原因はカキにあたったこと。「悔しい思いをした。みんなから怒られた」と猛省した。
場所後、春巡業で猛稽古を重ね、5月の夏場所で初優勝。小結、関脇と順調に昇進。そして今回、大関とりを懸け大阪に戻る。「あれがあったから今がある。最悪なカキだけど、いい意味でのカキにもなった。体調管理(の大事さ)を分かった」と意識改革が飛躍につながった。
この日は都内の部屋で若い衆のぶつかりに胸を出し、東京での稽古を打ち上げた。富山に帰郷し、そのまま大阪入りする予定。富山では一日署長など引っ張りだこの日程。「富山の人にエールをもらって大阪に入りたい。チャンスは巡ってきた」と気合をみなぎらせた。(荒木 司)





