石川佳純が15年ぶり地元凱旋「どこ見ても知り合い」満員の中でプレーオフ導く

 「卓球・Tリーグ、神奈川3-2日本生命」(11日、やまぐちリフレッシュパーク)

 東京五輪代表の石川佳純(26)=全農=が故郷山口で凱旋試合を行った。第2試合でストレート勝ちすると、2-2で迎えた最終試合のビクトリーマッチ(1ゲーム先取)にも抜てきされて11-4と勝利。優勝決定戦であるファイナル(3月14日、両国国技館)への出場も決めて、地元の大歓声に応えた。

 まるで“石川佳純劇場”だった。中学から地元を離れた石川にとって、この会場で試合をするのは小学生以来約15年ぶりだという。地元スターの凱旋とあって試合前にチケットは完売。開場前から500メートル以上の長蛇の列ができ、観衆1503人が詰めかけた。

 「う~緊張する」とプレッシャーも感じながらも大歓声を力に変えた。第2試合で完勝すると、ビクトリーマッチまでもつれたことで再登場。そこでも勝負強さを発揮し、チームを勝利に導いたヒロインは「勝ててすごくホッとしています」と胸をなで下ろしつつ、「ホームの大声援ですごく緊張感がある中で試合することはめったにない。しかもホームの(中の)ホームだったので。東京五輪もそういう状況になるので、その中でいいプレーができたのは自信になった」とうなずいた。

 山口県内で試合をするのも12年日本リーグ・ビッグトーナメント山口大会以来8年ぶりで、観客席には小学校の同級生ら懐かしい顔も並んだという。「どこを見ても知り合いの方ばっかりですごくうれしかった。ここに帰ってきて試合できるなんて夢にも思ってなかった」と感慨深げだった。

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