ボルダリング野口、五輪イヤーV発進へ意気込み「唯一の皆勤賞。最後のBJC楽しむ」

 「ボルダリング・ジャパンカップ」(8日開幕、駒沢屋内球技場)

 東京五輪で初実施されるスポーツクライミングで、今年国内初戦となるボルダリング・ジャパンカップ(BJC)に向け、五輪代表に内定している19年の世界選手権銀メダリスト野口啓代(30)、世界王者の楢崎智亜(23)=ともにTEAM au=が7日、試合会場で会見した。

 今回で15回目のボルダリング日本一決定戦。東京五輪が競技生活の集大成となる野口はここまで「皆勤賞」だったが、慣れ親しんだ大会に別れを告げる。「たぶん唯一の皆勤賞。最後のBJCを楽しみたい」と、意気込んだ。印象に残っているのは10連覇を逃した第10回大会。直前に食べたカキの影響でノロウイルスに…。「すごい体重が落ちて練習が全然できなかった。10連覇を達成できなかったのが苦い思い出」と、笑顔で振り返った。

 「いろんな思い出が詰まってる大会。最後楽しみながら、優勝で終われれば」。12度目の頂点で、五輪イヤーを幸先良く船出する。

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