大珍事!男子60M障害 フライングで計4人失格…関係者も「記憶にない」

4~7レーンがフライング失格となったため、ポッカリと間が空いた中で行われた男子60メートル障害決勝=大阪城ホール
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 「陸上・日本室内選手権」(1日、大阪城ホール)

 男子60メートル障害決勝で前代未聞の大珍事が起こった。

 1回目のスタートで5レーンの泉谷駿介(順大)、6レーンの金井大旺(ミズノ)、7レーンの和戸達哉(麗沢瑞浪AC)がフライングにより失格。どよめきが収まらない中、直後の2回目のスタートでも4レーンの野本周成(愛媛陸協)がフライング失格となり、合計4人が失格に。3レーンから8レーンの間がポッカリと空いたまま、3回目のスタートでようやく成立し、石川周平(富士通)が7秒69で制したが、後味の悪いレースとなった。

 日本陸連の山崎一彦強化委員ディレクターは「3人(同時失格)は記憶にない」と、話した。

 昨年の世界選手権で高山峻野(ゼンリン)が決勝まであと一歩とに迫るセミファイナリストとなり、ハードル界に大きな波がきている中、各選手今大会で得られる世界ランキングポイント獲得に向け、気合十分で臨んでいた。特に金井や泉谷は東京五輪に向けて、優勝者に与えられる100ポイントが欲しいところだっただけに、まさかの事態に。その後、フライングと判定された選手側は、審判に抗議、上訴したが、認められず。レースから1時間半後に表彰式が行われた。

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