「スーパーラグビー強化試合、サンウルブズ８１－２８チャレンジバーバリアンズ」（２５日、ミクニワールドスタジアム北九州）

　スーパーラグビー（ＳＲ）の日本チーム、サンウルブズはトップリーグ下部のトップチャレンジリーグ（ＴＣＬ）の選抜チーム「チャレンジバーバリアンズ」に８１－２８で大勝し、新シーズンに向けた実戦を白星で飾った。サンウルブズは２月１日に福岡市のレベルファイブスタジアムでレベルズ（オーストラリア）と今季初戦を迎える。

　スーパーラグビー（ＳＲ）を戦うサンウルブズからすれば、力が離れた急造チーム相手の大勝スコアは物差しにならない。顔なじみが少ないメンバーで始動して約３週間。連係ミスも目立ったが、フランカーの布巻は「始まったばかりの割にはいい」。掲げた攻撃的ラグビーの一端を示し、貴重な実戦で収穫も得た。

　トップリーグとシーズンが重なった影響でＷ杯日本代表選手は不在だが、好判断が光った早大のＳＨ斎藤や４トライのフィフィタら将来のジャパン候補生も堂々たる活躍ぶりだった。大久保ヘッドコーチは「（ＳＲを）体感することが何より勉強」とシーズン中の成長に期待を寄せた。