元幕内の荒鷲引退、感謝しかない 断髪式は5月31日

 日本相撲協会は大相撲初場所13日目の24日、元幕内で西幕下48枚目の荒鷲(33)=本名エレヘバヤル・ドゥルゴーン、モンゴル出身、峰崎部屋=の現役引退を発表した。荒鷲は両国国技館で記者会見し、左膝のけがを理由に挙げ「日本に来て相撲界に入れて良かった。感謝しかない」としみじみと話した。

 2002年九州場所で荒磯部屋から初土俵を踏んだ。17年初場所で白鵬と鶴竜を破るなど金星は計三つ。最高位は東前頭2枚目だった。

 思い出の一番は十両で初の勝ち越しを決めた14年初場所14日目の玉飛鳥戦で「泣き崩れて喜んだ思い出がある」と語った。断髪式は5月31日に国技館で行う。

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