十両安美錦が2勝目 連敗を11でストップ「勝つのはいいもの。大変だけど」
「大相撲初場所・14日目」(26日、両国国技館)
元関脇で東十両3枚目の安美錦(40)=伊勢ケ浜=が荒鷲(峰崎)を上手投げで退け、連敗を11で止め2勝目(12敗)。来場所の十両残留へ大きく前進した。
右上手をガッチリ離さず、頭を付けた。投げの打ち合いをこらえて執念で投げ勝った。
「まわしを離さず我慢できた。食らい付いていけた。気持ちだけしっかり作って気持ちで土俵に上がった」と、安どした。
「初めて」と言う大型連敗。「初めての経験。どうしたらいいか分からなかった。体調が悪いとかなく不思議な感じ。ストレスがたまった」と、大ベテランが苦悩した。
千秋楽を前にトンネルを脱出。「あしたもいい相撲が取れればいい。関取を十何年もやって勝つのはいいもの。大変だけど」と、喜びをかみしめた。